花崗岩

花崗岩は、ほとんどメンテナンスフリーといっても過言ではない。特にバーナー仕上げは、汚れが気になったら 水洗いで充分だしそれ以外方法が見あたらない。地下街とかデパートではメンテナンスの専門業者が専用の ワックス等で手入れしているが、個人レベルでするとかえってむらを作ってしまうのがおちである。 本磨きでは、床でも壁でもダスキン等で乾拭きするのが一番である。乾拭きしても取れない場合だけ水洗いを する。
水で洗った後乾くまでにほこりなどがついてしまい又汚れた感じになるので、乾いたら必ず乾拭きするのが コツである。それでも何となく艶がでないときはワックスをかけると良い。このとき使うワックスは固形タイプ の方がよい。なぜなら、すべての石には目に見えない小さな隙間があり液状タイプだと塗り方でむらが 出来やすくなるのである。


安山岩の手入れの方法は花崗岩とまったく同じである。

 
大理石

大理石も基本的には花崗岩と同じだが、花崗岩よりはるかに傷がつきやすいので玄関の床等砂埃が入り込むよう なところは、こまめに電気掃除機で吸い込んでから乾拭きをすると良い。

又、大理石は酸に弱いので玄関の床など、生ゴミの袋を出かけにしばらく置いといてシミがついてしっまたよう な事例もあるのでくれぐれも注意をしていただきたい。

洗面トップ等の水廻りでは、濡れたら出来るだけ早く乾かした方が良い。
テーブルトップでも言えることだがコップ等の下に水がついたままいつまでも置いておくと必ずシミになる。 この場合、テーブルトップやカウンタートップでは石の上にガラス板を乗せて置くのもひとつの方法である

 
凝灰岩

凝灰岩等の堆積岩は吸水率が高いので壁等の場合、特に汚れた時以外は水洗いをしないほうが良い。
浴室の床や壁に使った場合は、吸水率が高いせいでカビがはえやすいので使う時以外は換気を心がける。 それでもカビや苔がはえるので時々市販のカビ取り剤や酸素系漂白剤で洗うと落ちる。


砂岩も堆積岩なので手入れの方法は凝灰岩とまったく同じである。

 

補修方法

傷とか欠け、割れはその状況が千差万別なのでいちがいにいいにくいので、傷に関してはそのつどメールで 問い合わせていただきたい。事例が増えてきて有る程度パターンが解ったらここに載せます。細かい傷の場合は、 本磨きなら石をあたためてパラフィンを浸透させるとかなり目立たなくなる。 堆積岩では、細かい砥石で丹念にこするのが良い。
欠けや割れは基本的には接着剤(スーパーセメダインのようなエポキシ系接着剤が一番良い)で付けるのだが、 その場合も程度によっては専門業者にまかせた方が良い場合もある。特にテーブルトップのように持ち運び出来 るものは素人がへたに付けるよりそのまま専門業者に持ち込んだ方が良い。

シミに関しては酸素系漂白剤でかなり取れるので試してみると良い。この場合絶対に塩素系を使ってはいけない。 もし、シミを抜こうとしている石が大理石だったら取り返しのつかないことになるからである。シミを取り 終わったら必ず大量の水で洗っておくことを忘れずに。

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